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ファインディング・ニモ

2003.12.17 update
みなさん、こんにちは。
C.P.Farmの代表をしている、阿出川隆之です。
 本日より「八重山だより」と称して、C.P.Farmのスタッフが順番に、その日の出来事や思う事等、何でも気軽に記していくページがオープンしました。 これといった目的や方向性もない肩の力を抜いたコーナーを考えていますので、暇な時間にお立ち寄りいただければと思います。

ディズニー映画「ファインディング・ニモ」(ファイティング・ニモだと思ってた)が話題になっていますが、皆さんご覧になりました?
私はまだ見ていないのですが、テレビの広告で少し見て、アニメの描写力にビックリしました。波に揺らめくイソギンチャクの触手等まで実に良く表現されており、すごいですね。

ファインディング・ニモ

ところで、この映画の影響でオーストラリアではクマノミが乱獲され問題になっているそうです。
クマノミにとってイソギンチャクの中は本来は絶対的に安全な場所であり、敵が近づいてもイソギンチャクから離れて逃げていくことはありません。ところが人間だけは手袋をして、平気でイソギンチャクに手を突っ込む事が出来るので、海の中のクマノミはいとも簡単に捕まえることが出来ます。それこそ100発100中です。
しかし自然環境への影響を考えると、出来るだけ採捕は慎むべきだと思います。
ソフトコーラルなどの場合では、採集によって群落にぽっかりと穴があいても、周囲の個体がここぞとばかりにその穴を埋め尽くして見る見るうちに元に復元してしまいます。ちょうどうっそうと繁る森の木のようなもので、乱獲による悪影響という点では小さく、秩序を壊すには至らない採集が可能です。
ところが天然のクマノミとイソギンチャクは、一度採捕してしまうと、次に新しい個体が加入してくるのに長い長い時間が必要となります。つまり捕ってしまえばそれでおしまいと言う事です。
それでも以前はクマノミもあちこちに見られ、問題はなかったのでしょうが、昨今のサンゴ礁環境の急激な変化で、捕って売ってしまうにはもったいない貴重な存在となってしまったようです。
この様な事情から私たちもクマノミ&イソギンチャク類については、自主的に販売を控え、ここ3年間で販売したクマノミ&イソギンチャクは延べ20個体に満たない少量となってしまいました。
一方で、リーフアクアリュウムでのクマノミ&イソギンチャクは、見る人すべてを虜にする可愛らしさと美しさを持った不動の人気者で、見る人に感動という形で自然の素晴らしさや大切さを伝える事が出来る、という意味では大きな価値があるとも考えられます。
やっぱりリーフタンクには欠かせない存在です。
つまり養殖すれば良いわけですよね。クマノミは容易に養殖できますが、問題はイソギンチャクです。
ハタゴイソギンチャクやシライトイソギンチャク等のクマノミが共生する大型イソギンチャクの繁殖成功例は聞いたことがなく、メカニズムも良くわからないので、養殖を試みるにもどこから手を付けたらよいのか見当がつかないのが現状です。
やっぱりクマノミはイソギンチャクと共生してこそ魅力的なのであって、クマノミだけを養殖しても片手落ちだと考えてしまうのです。
どなたか、これらの繁殖方法で情報をご存じであれば教えて頂けませんか?
(株)シーピーファーム
代表取締役
阿出川 隆之
阿出川 隆之

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